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小児矯正

小児矯正について

小児矯正

お子さまの歯並びや噛み合わせの問題は、成長期にある子どもにとって非常に重要です。小児矯正は、お子さまの成長に合わせて、歯並びや噛み合わせを適切に整えることで、将来の口腔健康を守る治療です。子どもの頃から歯並びや顎の発育に気を配ることで、成人期に発生する可能性のある歯科トラブルを未然に防ぐことができます。また、矯正治療を早期に開始することで、治療期間や費用を抑え、効率的に歯並びを整えることが可能です。

第1期治療

第1期治療小児矯正の第1期治療は、主に乳歯が残っている幼少期から開始される治療です。具体的には、幼稚園の年少から小学校低学年(3歳〜8歳)の時期に始めることが一般的です。この時期は、顎の骨が柔軟で成長が著しいため、歯並びや噛み合わせの問題を早期に発見し、対処することが非常に効果的です。
第1期治療の目的は、将来の歯列や噛み合わせを正常な状態に導くことです。例えば、歯並びのアーチが狭い場合には、顎を広げる治療を行うことで、永久歯が正常に生えるためのスペースを確保します。
また、上下の顎の大きさや位置のバランスを整えることで、噛み合わせの改善を図ります。この段階での治療が成功すると、永久歯がきれいに並び、成人期に行う矯正治療の必要性が大幅に軽減されることがあります。
ただし、第1期治療がすべての問題を解決するわけではなく、治療のタイミングが遅れたり、治療の効果が思うように得られなかった場合には、第2期治療が必要になることがあります。

第2期治療

第2期治療第2期治療は、乳歯が抜けて永久歯が生え揃う小学校高学年から中学生(10歳〜13歳)の時期に行われる治療です。この段階では、すでに永久歯が揃っているため、より本格的な矯正治療が可能になります。第1期治療で十分に改善できなかった歯並びや噛み合わせの問題をさらに修正し、仕上げとして美しい口元を実現することを目的としています。
第2期治療では、審美性や安定性を高めるために、歯を後方に移動させたり、噛み合わせを調整することがあります。例えば、前歯が突出している場合には、これを後方に下げることで、顔のバランスを整え、美しい口元を形成します。第2期治療は、見た目の改善だけでなく、機能的な噛み合わせの確立も目指します。
この段階の治療が完了すると、多くの場合、成人期に追加の矯正治療を行う必要がなくなります。ただし、治療の進行や結果に応じて、後戻りを防ぐためのリテーナーの装着が必要になることもあります。

子どものうちに矯正をする
メリット

お子さまの未来を守る
矯正治療

歯並びや噛み合わせが悪い状態を放置すると、口呼吸や不正な咀嚼習慣が身についてしまい、大人になってからの健康に影響を及ぼす可能性があります。また、18歳頃に永久歯列が完成すると同時に、子どもが親元を離れていくことも多いため、近くにいる間に適切な治療を受けさせることが大切です。
小児矯正は、単なる歯並びの改善だけでなく、将来にわたって健康な口腔環境を維持するための予防的な治療でもあります。適切なタイミングで治療を行うことで、子どもたちが一生健康な歯を保ち、生活の質を向上させることができます。

成長期を活かした治療ができる

成長期を活かした治療ができる成長期にある子どもの矯正治療は、大人の治療と比べてさまざまなメリットがあります。特に、成長期を活かした治療は、顎や骨の発育をコントロールすることで、自然な歯並びを形成しやすくします。例えば、顎の成長が不十分な場合には、その成長を促進する治療を行い、逆に成長が過剰な場合には抑制する治療を行います。このようにして、バランスの取れた顎の発育を促し、歯並びが自然に整う環境を作り出します。
さらに、成長期に矯正治療を行うことで、歯を抜く必要がなくなるケースも多く、大人になってからの矯正治療が不要になることもあります。もし将来的に再度矯正治療が必要になったとしても、治療期間が短縮され、より良い結果が得られる可能性が高まります。

見た目のコンプレックスの解消

見た目のコンプレックスの解消子どもたちは、意外と外見を気にすることが多いものです。歯並びが悪いと、友達との会話や写真撮影の際に口元を隠そうとするなど、自信を失ってしまうことがあります。小児矯正治療を行うことで、歯並びを整え、自信のある笑顔を取り戻すことができます。
見た目のコンプレックスが解消されることで、子どもたちは積極的に他人と関わり、明るく前向きな生活を送ることができるようになります。また、心理的な負担が軽減されることで、学校生活や友人関係にも良い影響を与えることが期待されます。

歯の健康寿命を延ばせる

歯の健康寿命を延ばせる歯並びが悪いと、歯磨きがしづらく、汚れが溜まりやすくなります。これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まり、最悪の場合、歯を失うことにもつながります。子どものうちに歯並びを整えることで、歯磨きがしやすくなり、むし歯や歯周病の予防につながります。結果として、歯の健康寿命が延び、長く自分の歯で食事を楽しむことができるようになります。
さらに、歯並びが整うことで、噛み合わせも良くなり、顎関節への負担が軽減されるため、顎関節症などのリスクも低減します。

費用が比較的安く済む

費用が比較的安く済む小児矯正は、大人の矯正治療と比較して、治療期間が短く済むことが多いため、費用も比較的安く抑えられることが特徴です。成長期にある子どもの歯は動きやすく、非抜歯での治療が可能な場合も多いため、治療にかかる時間とコストを削減できます。
また、小児矯正では、銀歯や修復物が少ないため、装置がシンプルで、装着の手間や費用も抑えられます。このような点からも、小児矯正は費用対効果の高い治療方法であると言えます。

お子さまの矯正治療で使う装置

マイオブレース

マイオブレースマイオブレースは、マウスピース型の筋機能矯正装置で、子どもの成長期における口腔筋肉のバランスを整えるために使用されます。口呼吸や舌癖、飲み込みの癖など、歯並びが乱れる原因となる要素を改善し、顎の健全な成長を促進します。マイオブレースを使用することで、歯並びを改善するだけでなく、根本的な問題にアプローチし、長期的な口腔健康を維持することが可能です。
マイオブレースについて

プレオルソ

プレオルソプレオルソは、柔らかい素材で作られたマウスピース型の矯正装置で、舌や唇などの筋肉のバランスを整える役割を果たします。特に、舌を前に突き出す癖がある場合や、早期の矯正治療が必要な場合に効果的です。プレオルソを使用することで、正しい舌の位置や飲み込み方を習得し、口腔筋機能療法(MFT)と併せて治療を行うことで効果が高まります。
プレオルソについて

ムーシールド

ムーシールドムーシールドは、受け口(反対咬合)の治療に特化したマウスピース型の筋機能矯正装置です。3歳から使用可能で、顎の成長を利用して噛み合わせの改善を図ります。ムーシールドを装着することで、舌や唇のバランスが整い、顎の成長を促進して正常な噛み合わせへと導きます。

拡大床

拡大床拡大床は、狭い上顎や下顎の幅を横に広げるための装置です。1期治療で使用されることが多く、顎の成長を促進し、歯が正しく並ぶスペースを確保します。拡大床は、ネジを回すことで徐々に顎を広げていくため、長期間にわたってじっくりと治療を進めることが特徴です。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正ワイヤー矯正は、ブラケットにワイヤーを通して歯を移動させる一般的な矯正方法です。主に永久歯が生え揃った第2期治療で使用され、歯並びを整えるために効果的です。ワイヤーブラケット矯正では、金属のブラケットが一般的ですが、目立ちにくい白いワイヤーや透明なブラケットも使用できます。
ワイヤー矯正とは

大切なお子様の歯を守るための
当院の予防ケア

お子さまのむし歯については、治療よりも予防の方がはるかに大切です。なぜなら、どれだけ早期発見して治療しても、歯を削る必要があり、頻繁にむし歯になるとその進行を防ぐのが難しくなるためです。当院では、次の予防ケアを行っております。

ブラッシング指導

ブラッシング指導お子さまの成長に合わせた最適なブラッシング方法を指導します。歯ブラシの選び方や正しい歯磨きの仕方、仕上げ磨きのコツなどを親御様と一緒に学びます。ブラッシング指導を通じて、お子さまが自分で正しい歯磨き習慣を身につけられるようサポートします。

フッ素塗布

フッ素塗布フッ素塗布は、歯の再石灰化を促進し、むし歯を予防する効果があります。特に生え始めの乳歯や永久歯に効果的で、定期的に塗布することで歯を強くし、むし歯のリスクを減らすことができます。

シーラント

シーラントシーラントは、奥歯の溝を歯科用プラスチックで埋める処置で、むし歯を予防するために行います。奥歯は食べカスや歯垢が溜まりやすいため、シーラントで溝をカバーすることで、むし歯の発生を防ぐことができます。

お子さまの矯正が必要か
不安な方は
まずは無料矯正相談へ

お子さまの歯並びや矯正治療について不安や疑問をお持ちの方は、ぜひ一度当院の無料矯正相談をご利用ください。「子どもの矯正って本当に必要?」「いつから始めるべき?」など、親御様が抱える疑問にお答えし、お子さまにとって最適な治療方法をご提案いたします。
当院では、無理に矯正治療を勧めることはありません。お子さまの成長や歯並びの状況に合わせて、慎重に治療方針を決定しますので、まずはお気軽にご相談ください。専門の歯科医師が、親身になって対応させていただきます。

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